WebサイトをiPhone/Androidに最適化するには、PCサイトとは別にスマートフォン専用サイトを用意するのがベストですが、コストや時間などの理由で難しい場合があります。そこで今回は、PC向けのWebサイト(HTML)はそのまま利用し、CSSとJavaScriptだけでレイアウトやデザインを変更する「クロスデバイスサイト」の作り方を説明します。題材は、筆者が制作した「iPhone/Android Webサイト制作出張セミナー」のWebサイトです。
WebサイトをiPhone/Androidに最適化するには、PCサイトとは別にスマートフォン専用サイトを用意するのがベストですが、コストや時間などの理由で難しい場合があります。そこで今回は、PC向けのWebサイト(HTML)はそのまま利用し、CSSとJavaScriptだけでレイアウトやデザインを変更する「クロスデバイスサイト」の作り方を説明します。題材は、筆者が制作した「iPhone/Android Webサイト制作出張セミナー」のWebサイトです。
スマートフォンサイトの設計・デザイン、HTML5+CSS3による基本的なマークアップについて前回までに解説してきました。今回はページ内の要素にリンクを設定してスマートフォンサイトを仕上げます。
スマートフォンサイトのサイト設計、画面設計に続き、今回はデザインとHTML/CSSの制作です。前回作成したワイヤーフレームをもとにデザインカンプを作成し、HTML/CSSをコーディングしていきます。
スマートフォンサイト設計の基礎知識に続いて、今回からは実際のスマートフォンサイト制作のプロジェクトの流れに沿って、具体的なサイト設計と制作方法を解説します。ぜひ一緒に手を動かしながらスマートフォンサイトの制作の流れを学んでいきましょう。
Webサイトをデザインするときは、単なる見た目の美しさだけでなく、情報の見やすさや使いやすさなどの「ユーザビリティ」や、高齢者や障がい者の方も快適に使える「アクセシビリティ」に留意する必要があります。さらに、スマートフォンサイトのデザインでは携帯電話端末ならではの特性も考慮しなければなりません。
Webサイトの制作は、一般的にサイト設計/構造設計→画面設計→デザイン制作→HTML/CSS制作→JavaScript開発といった手順で進めます。
スマートフォンはPCに近いとはいえ、モバイルならではの制限があります。iPhone/Android向けのサイト制作を始める前に、それぞれの仕様を確認しましょう。
iPhone/Android向けサイト制作の基本を学ぶために、今回は実際に手を動かしながら非常に簡単なWebページを作ってみましょう。あわせて、スマートフォンサイト制作に最低限必要な制作環境(エディターとWebサーバー)についても紹介します。